
「人が怖い」
→「人が怖い」と感じるのには、理由があります。
例えば、何か嫌なことをされたことが原因で
「人が怖い」と感じるようになったのか。
また、人の本性をどこかで見たり聞いたりして、
「人が怖い」と感じるようになったのか。
いずれにしても、原因を追究して、
その対策となるトレーニングを実施していきます。
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なぜ、人は「人が怖い」と感じるのでしょうか。
それは、
・人に何か攻撃されてしまう恐れがある
・人に何か言われてしまう恐れがある
からなのです。
そもそも自分自身が安全で安心できる場所にいないのであれば、
そこで出会う人もまた「怖い」と感じるはずです。
また、これから「何が起こるか分からない」と感じた場合、
それを「怖い」とも認識するはずです。
すなわち「怖い」とは、
「見知らぬ場所にいること」だったり
「自分ひとりで対処・対応できないかもしれない恐怖」といえます。
また、仮に対処・対応できたとしても
自身も大きな傷を負う可能性もあると「怖い」と感じるはずです。
それでは、どうやってその「怖い」という状況を克服するのでしょうか。
それは、人が怖い場合も、場所が怖い場合という場合も同じです。
まずは、何がどう怖いのかを確認します。
例えば、「○○さんが、暴力をふるうかもしれない」
という風に「人が怖い」としましょう。
まずは、その○○さんが過去に暴力をふるったことがあるのか
ということについて考察していきます。
場合によって、攻撃を受けた人の傷をえぐってしまいかねません。
したがって、このセラピーの進め方は慎重でなければなりません。
もし、トラウマとして今はまだ触れられないのであれば、
別の方法をとります。
話を元に戻しますと、
○○さんは、いつ、どんな時に、どんな風に暴力をふるったのかを
考察していくのです。
過去に数回、暴力を振るわれた経験があるのであれば、
その時の共通点は何なのか、を考えていくのです。
もしも、一度も暴力を振るわれたことがないのであれば、
なぜ、「暴力を振るわれそうな気がするのか」ということを考えていきます。
もしかしたら、「何となくそう思う」ということもあるかもしれませんし、
もしかしたら、他の人に暴力を振るっている状況を見たり聞いたりしたからかもしれません。
解決しなければならないのは、「人が怖い」ということですが、
この場合は、「暴力を振るわれない」という状況を作り出すことになります。
暴力を振るわれる可能性が「0」なのであれば、安心してその場所にいられます。
何も害がない人なのであれば、「怖い」と思わなくなるのです。
それでも、まだ「怖い」と感じる場合は、何か他の要素が隠れているはずです。
では、暴力を振るわれる可能性を「0」にするために何をすれば良いのか。
それは、自分が人を変わるか、相手を変えるか、
環境調整を図るかのいずれになります。
自分を変えるというと大げさですが、
例えば、「自分はその人の味方だ」というアピールとするとか
「自分に手を出すと大きな問題になり、その手を出した人が大損する」とか
そういったことを相手に認識させるのです。
二番目に挙げた相手を変えるですが、なかなか難しいということは
すでにお分かりだと思います。
しかし、うまくメリットを持ち出すことによって
相手の言動を変えることが可能です。
例えば、「□□さんの前で紳士的に振舞うと好かれるよ」とか
「△△さんの前で暴力的な言動をしてしまうと出世できないよ」などです。
それを暴力を受けている人が言うことは難しいので、
信頼できる第三者に依頼することになります。
そして、最後に挙げた環境調整は、
「そもそも、そんあ恐怖を抱く場所にずっといなくてはならないのか」
ということになります。
「職場なのであれば、その職場でないとダメなのか」ということです。
はっきり言って、恐怖を感じながら働いても
業務の効率は決してよくはないでしょう。
本来であれば、その職場の責任者が
「皆が働きやすい」と感じる職場作りをしなければならないのですが、
そう考える職場の責任者は、まだまだ少ないでしょう。
しかし、働きやすい職場環境を目指す責任者が少なくても
会社の経営者、すなわち社長は異なると思います。
いってしまえば、パワハラなどの被害でもし労働基準監督署などに
従業員が駆け込んでしまえば、会社として多大なるダメージを受けてしまうからです。
そのため、「環境調整」と一言でいったとしても
「転職」から本当に意味での「職場改善」まで幅広くあります。
そのどれを使っていくのかを建設的に考えていくのです。
お一人で進めていくのは難しい場合も多いです。
したがって、もし相談を希望させるのであれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
さて、「過去に受けた暴力がトラウマになっている」という方、
PTSDを疑ったことがありますか?
PTSDは、心的外傷後ストレス障害(心的外傷後ストレス性障害)といい、
Post Traumatic Stress Disorderの頭文字をとってPTSDといいます。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、過去に生じた大きな出来事が精神的に大きなダメージとなり、
そのストレスにより日常生活に支障が生じてしまう状態をさします。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまうと
・眠れない
ということ以外にも
・物事に集中できない
・その出来事の夢を見る
・その出来事もまた起こるのではないかと動揺する
などという症状が発生します。
その場合は、いっこくも早く病院に行かれることをお勧めします。
その上で、ご希望であれば発達心理サポートセンターの
認知行動療法をお受け下さい。
回復へのスピードがアップする可能性が高まります。
まずは、お気軽にご相談下さい。