メッセージ

→「病気ではないけれど、色々な悩みがある」
 
 その悩みの解決方法を知りたい。
 でも、誰に何を相談してよいのか、分からない。

 色々と考えていると私は、最終的に自分は何を望んでいるのかが
 分からなくなるときがある。

 そして、悩みことに疲れてしまい、全てどうでもよくなることがある。

 そんな方、一緒にその解決までのプロセスを辿っていきましょう。

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《眠れない》

病気ではないけど
・眠れない
・人が怖い
・会社(学校)に行きたくない
という方は非常に多いです。

では、どうして上記のような状態になってしまうのでしょうか。

そもそも人間は自然に「眠り」を欲するようになっているのです。
人間だけではなく、哺乳類全般が眠るのです。

「眠れない」と感じる人の多くは下記の状態がほとんどです。

・寝つきが非常に悪く、布団に入り30分以上経っても眠れない
・寝ている途中で目が覚めて、なかなか寝付けない(中途覚醒)
・朝早く目が覚めてしまう(早期覚醒)
・ぐっすり眠った気がしない

では、こういった方は何が原因で、どう改善していけばよいのでしょうか。

本来、眠りは全ての動物が欲します。
なぜなら、眠ることによって「脳」はさまざまな情報の整理をするからです。

例えば、日常にあった出来事は一度、「短期記憶」として保存されます。
その後、「海馬」というところに移されます。

そして、眠っている間に「覚えておくべき記憶」か「忘れてよい記憶」か
取捨されます。

「忘れてもよい記憶」であれば、そのまま忘れていきます。

「覚えておくべき記憶」であれば、
記憶の長期貯蔵庫に「長期記憶」として保管されるのです。

要は、記憶に関して、寝ないと脳は整理できないのです。

もしも、全ての記憶を人間が保存していたら、
嫌なことも全て、です。

そうなると人間の精神はすぐに崩壊してしまうと言われています。
だから、「忘れる」という行為が必要なのです。

起きている限り、その「忘れる」という行為を脳が行えません。
したがって、嫌な事実はそのまま脳裏に焼き付きます。

そして、その嫌な事実によって、アドレナリンやドパミンなどの
脳内物質が分泌され、興奮したり落ち込んだりして、
さらに眠りへの誘導を妨げるのです。

嫌なことがあって、「一晩、ぐっすり眠れば忘れる」
という人っているはずです。

まさに上記の理論なのです。

脳の忘れるという行為を利用して、精神的にも楽になっているのです。

では、眠るために何をすれば良いのか。
先ほどお伝えした、脳内物質であるアドレナリンやドパミンの放出を
抑制すればよいのです。

お薬に頼るのも一つです。
しかし、頼りすぎは大問題になりますし、根本的な解決にはなりません。

そこで、
・カウンセリング
・認知行動療法
・適度な運動
というものが挙がるのです。

また、別の観点からのお話もあります。
次のページでご説明します。

《人が怖い》

「人が怖い」と感じる方は、とても多いはずです。
では、なぜ「怖い」と感じるのでしょうか。

それは、
・人に何かされてしまう恐れがある
・人に何か言われてしまう恐れがある
からなのでしょうか。

そして、その「恐れ」はその時にいる「環境」が
自身にとって安全で安心である環境ではないと認識した場合に感じるはずです。

皆が皆、「怖い」と感じる場所なのであれば、
誰も近づかなければ良いのです。

しかし、ある人は「怖い」と感じるのに、別の人は「楽しい」と感じる、
この差はどこから生まれるのでしょうか。

それは、その人特有の「認知」の差なのです。

それではその認知とは何なのか。

認知とは、「物事の捉え方や考え方」のようなものです。

例えば、○○さんを食事に誘ったとします。
しかし、「今日は忙しいから無理」と断られてしまいます。

その際にある人は、
「また、今度誘えばいいか」と考えます。

しかし、別の人は
「断るってことは、私のことが嫌いなんだ」と考えるのです。

これは、大げさな話ではありません。

本人が気付かないところで、無意識的にこのように考えてしまうのです。
この考えを「自動思考」と呼びます。

要は、何かできごとがあった際、
自動的に生じる考え・思考のことです。

上記の例であえば、事実は
「忙しいから、今日は食事に行けなかった」だけなのです。

誰も「嫌い」だなんて言っていません。

しかし、なぜか「嫌われている」と思ってしまうのです。
それが、「認知の歪み」なのです。

そして、その「認知の歪み」を修正していくのが
「認知行動療法」なのです。

次のページにて、他の観点からのお話もさせて頂きます。

《会社(学校)に行きたくない》

会社や学校に行きたくない、
また、塾や習いごとに行きたくない、
行かなければならないとされている場所に行きたくない、

ということは、往々にしてあるはずです。

「行かなくても良い」場所なのであれば、誰も悩みません。

行かなくてはならない、または行った方が良い、
行くことを強制されている場合に
「行きたくない」という心理が生まれます。

では、なぜ「行きたくない」と思ってしまうのか。

それは、
・人
・場所
・物
という3つの因子が考えられます。

その3つの因子はどういうことなのか、
そしてどのように克服・改善していけばよいのか詳しくご説明致します。

まずは、「嫌いな人」がいる場所には当然、行きたくないですよね。
その人には会いたくないですし…。

では、なぜ嫌いになったかというと多分、
・嫌なことを言われた
・嫌なことされた
のいずれかのはずです。

そして、「場所」。
これは、
・嫌いな場所
・不快な場所
・危険な場所
である可能性があります。

学校であれば、「嫌いな場所」か「不快な場所」ですよね。

さて、ここで話を転換します。

そもそも行かなくてはならない「場所」へは
何をしにいくのでしょうか。

例えば、「学校」であれば、
勉強をしに行く場所、だと私は思います。

そして、親も本人も学力を伸ばしたい、
そう考えているはずです。

最終的な目的が「学力を伸ばす」ことなのであれば、
その手段は「学校」でなくても良いのです。

すなわち家で勉強して成績が上がれば問題ないし、
図書館で勉強してもいい。

または、塾や家庭教師に分からないことを教えてもらってもいい。

なぜなら、最終目標は「学力を伸ばす」ということですから。

そう考えると「行かなければならない場所」というもの
少々変わってきます。

きっと「行かなければならない場所」は
親にとって行って欲しい場所なのか、
もしくは世間一般的に行くべきだと考えている場所、
という方が適切かもしれません。

しかし、大事なのは親でも世間でもありません。

「あなたがどうしたいのか?」
ということなのです。

次ページでは、別の観点からのお話をさせて頂きます。

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