メッセージ

「眠れない」

→眠れない原因を探り、
 薬以外での解決方法を模索します。

 睡眠薬で眠れたとしても睡眠薬は服用を続けていると
 やがて今までの分量で効かなくなります。

 したがって、根本的な問題を解決しないで、薬にばかり頼っていると、
 いざ、薬が効かないという状況に陥ってしまった際、
 何もできなくなるのです。

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人が「眠れない」と感じる原因は、大きく分けて4つになります。

それは、
・心理的な原因
・身体的な原因
・薬理学的な原因
・生理学的な原因
というものです。

心理的な原因とは、
・不安
・恐怖
・悲しみ
・焦燥感
・イライラ
などから来るストレスを指します。

では、その「不安」はどういった内容のものなのでしょうか。
何で、どう「不安」を感じるのでしょうか。

そこを解決しない限り、即時的に睡眠薬で眠れたとしても
「不安」からくるストレスは、確実に体を蝕んでいきます。

結果、本人が気付かない間に心身症になるのです。

心身症とは、微熱や頭痛、倦怠感、耳鳴り、めまい、便秘、頻尿など多岐に渡りますが、
こころで抱えたストレスが、身体に症状として現れることをさします。

そして、そのストレスがさらにかかってしまうと胃潰瘍や帯状疱疹など、ぜんそくなどに
発展するのです。

不安で「眠れない」という場合、どんな心理状況にあるのでしょうか。

心理状況の原因は、大きく分けて3つ挙げられます。

それが
・人
・物
・環境
なのです。

嫌な「人」がいる、苦手な「人」がいる、
でも、その人と明日、会わなければならない。

こんな状況、誰でも嫌ですよね。

その苦手な人が自分を「攻撃」してくるのであれば、
なおさら、気が滅入ります。

嫌いな人のことが、急に好きになる、
そんな魔法はありません。

そして、その嫌いな人の言動を変えることもできません。

では、どうすれば良いのか。
それは、自身の認知機能を変えていくのです。

それが、
「認知行動療法」や「対人関係療法」なのです。

どんな人にも「思考のクセ」「考え方の傾向」「認知の歪み」があります。
そのクセや傾向、歪みを正しく直しましょう、というのが
「認知行動療法」や「対人関係療法」なのです。

「認知行動療法」や「対人関係療法」を試してみたい方は、
まずは、お気軽にご連絡ください。

それでは、「恐怖」が原因で眠れない、という場合はどうすれば良いのでしょうか。

まずは、恐怖の原因を上記で示したように
人・物・環境のいずれになるのかを考えます。

そして、その原因を今度は
・変えられること
・変られないこと
に大別します。

変えられることなのであれば、
どうすれば変えられるのかを考えていきます。

いつ、自分が何をすれば「自らが恐怖を感じない状況まで」変えられるのか。

変えられるけれど、自分自身の力では困難なのであれば、
誰の力であれば変えられるのか。

その誰かの力は、どうやって借りればいいのか、
ということを建設的に考えていきます。

もし、その恐怖の原因を変えられないのであれば、
「認識の変換」を行います。

その「認識の変換」は前出の認知行動療法なのです。

「不安」の原因について具体例を挙げてみるとこんな感じです。

人が原因なのであれば、
「あの人にまた、いじめられるかもしれない」

いじめという行為を変えさせることはできるのか。

できるのであれば、
いじめないで欲しいと自分で言えるのか。
自分で言って、いじめという行為が変わるのか。

もしも変わらないのであれば、
誰が言えばいじめられなくなるのか。

そもそも誰が言ってもその人のいじめという行為がなくならないのであれば、
どうすれば良いのか。

「環境調整」が必要なのであれば、
どう調整すればよいのか。

こういった流れで建設的に図式化して整理していきます。

冒頭に申し上げた「眠れない」原因である
・悲しみ
・焦燥感
・イライラ
も同じように考えていきます。

発達心理サポートセンターでは、こういったお悩みに関しての
カウンセリングを出張にて行っています。

ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

さて、冒頭に記載した眠れない原因について
「身体的な原因」
とは、どういったものなのでしょうか。

それは、身体のどこかが痛いとか痒いとか、
そういったことで眠れないということです。

痛いのであれば、病院に行く必要があります。

痛み止めを飲むのも1つの方策ですが、
病院に行って、根本的な治療をしなければ治りません。

そもそも痛み止めも多様すると効かなくなります。
当然、痛み止めによって「胃」も荒れます。

なぜ、人は「痛み」を感じるのしょうか。
それは、体のどこかの調子が悪いということを認識させるためなのです。

もし、痛みを感じなければ、
取り返しが付かないほどの怪我や病気に陥ることになるのです。

例えば、「足が痛い」と感じ、病院に行きました。
レントゲンを撮った結果、疲労骨折していることが判明しました。

そして、骨が治るまでギプスを付けて、安静にしていたのです。

もし、「足が痛い」という認識がその人になければ
きっと病院に行くことはなかったでしょう。

そして、無理して歩き続けた結果、取り返しがつかないほどの怪我になり
ある日突然に全く歩けなくなるのです。

したがって、「痛み」というのはシグナルなのです。

それは、怪我だけではなく、こころについての作用も同じです。

眠れないというのは、ある種のシグナルなのです。
こころがストレスを感じている、というシグナルなのです。

したがって、その原因を取り除かないと大きな病気を発症してしまうことになるのです。

大きな病気とは何でしょうか。
そうです。

それは、「うつ病」や「躁うつ病(双極性障害)」、「統合失調症」という
こころの病気です。

「眠れない」という状況でお悩みの方、
認知行動療法やカウンセリングをご希望の方は、
まずは、お気軽にご相談ください。

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