
「ご主人や奥さん、恋人に疲れた方」
→ご主人や奥さん、恋人に疲れた方、
腹を割って、お互いの考えを相手に伝え合うことをしましたか?
疲れてしまうという状況に陥るまでに
さまざまなことがあったと思います。
そして、その結果が今なのであれば、
まずは、現状をしっかり分析して、これからの対策を立てましょう。
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さて、ご主人や奥さんに対して疲れてしまった方、
原因は、一体、何なのでしょうか。
きっと、多くの方が「これ!」と1つの原因ではなく、
日々の些細なことの積み重ね、
とお答えになるのではないでしょうか。
では、なぜ、「日々の些細なことの積み重ね」で
こんなにもイライラし、疲れてしまうのでしょうか。
その理由は、お分かりですか?
それは
「あなたかが希望していることと現実が乖離しているから!」
なのです。
そして、あなたが希望していることの内容を
相手は、全く理解してくれていない、ということもあるでしょう。
そもそも論として、「人は人」なんです。
家族であっても恋人であっても「人は人」なんです。
性格も違えば、環境も違う、
したがって、考え方も全く異なって当然なのです。
しかし、人は、近くにいる人ほど、
一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど
「自分のことをちゃんと分かってくれている」
と思いがちなんです。
実際問題、年に数回しか会わない人に対して
「自分のことをちゃんと分かってくれている」
なんて思いますか?
きっと、そんなこと思わないはずです。
一緒に過ごす時間が長くなればなれうほど
同じ経験をします。
その結果
「自分のことをちゃんと分かってくれている」
と勘違いをしてしまのです。
しかし、よくよく考えれば、
同じ状況に遭遇し、同じ経験をしたとしても
その経験の捕らえ方や考え方は全く違うはずです。
例えば、ある人は自分の財布を落としたとき
「なんて、ダメな自分なんだ。」と自分を責めますし、
また、ある人は自分の財布を落としたときに
「神さまななんて酷いことをするんだ!」と神を責めますし、
また、ある人は自分の財布を落としたときに
「なんて、私はツイていないんだ。」
と運のせいにします。
また、あるポジティブ思考の人であれば、財布を落としても
「大金が入っているときでなくて良かった!」と言い
他のポジティブ思考の人だと、財布を落としたとき
「新しい財布を購入する、良いキッカケになった!」と言います。
このように同じ体験でも「人は全く異なる思考」を抱くのです。
したがって、本来は人の気持ちなんて、分かるはずないのです。
だから、「以心伝心」なんて、あり得ないのです。
それでも、人は
「何も言わなくても、自分の気持ちは伝わっている」
と思い込んでしまうで、タチが悪いのです。
さて、では以心伝心できない相手と
どうやってコミュニケーションをとれば良いのでしょうか。
そもそも、なぜ、配偶者や恋人と口論になるのかと言うと
「お互いに自分の基準のみ」で話を進めるから、なのです。
例えば、こんなことがありました。
ご主人は仕事で、帰宅も遅いです。
奥さんは、パートをしながら家のこと全てをやっています。
ある日、奥さんの妊娠が発覚しました。
日に日にお腹が大きくなり、奥さんの行動が制限されてきたのです。
しかし、ご主人の帰りは相変わらず遅いままです。
奥さんはパートを休み、つわりで苦しい状況です。
そして、家事がなかなか出来ない日が出てきたのです。
それに対して、ご主人は
「なぜ、家事をしないんだ!妊娠しててもみんなやっているだろ!」
と妊娠中の奥さんに対して怒りました。
奥さんは、
「なんで、家事を手伝ってくれないの?
最近は、育休をとる男性もいるくらいなのに、なんで家のことを何もやらないの?」
と怒りました。
このように、お互いがお互いを思い遣ることができなくなったのです。
この背景には、ご主人の
「妊娠してても家事はやるべき!」
という考え方と
「妊娠中は、男性も家事を手伝うべき!」
という2つの意見がぶつかっているのです。
そして、どちらも
「自分の方が大変だ!」
という気持ちを抱いています。
こういった問題は、どちらが正しいということではないのです。
それぞれの立場に立てば、どっちも正しいのです。
では、解決策は何なのか?
お互いの行動に対して
・許せない
・まぁ、許せる
・許す
の境界線をしっかり定めていないのです。
例えば、「妊娠中でも家事はするべき」に対して
何だったらしなくても「許せる」のかを定めるべきなのです。
ゴミ出しはしなくても「まぁ、許せる」のか
食器の洗い物はしなくても「まぁ、許せる」のか
洗濯はしなくても「まぁ、許せる」のか
というように何だったら「まぁ許せる」のかの線引きをしましょう
ということになります。
奥さんの「男性も家事を手伝うべき」というのは、
どうだったら「まぁ許せる」のかを確認するのです。
・平日は無理でも土日に家事をするのであれば「まぁ、許せる」のか
・週3日(月・水・金)だけでも早く帰り、家事をするのであれば「まぁ、許せる」のか
・料理は無理でもそれ以外のことをちゃんとやるなら「まぁ、許せる」のか
このようにお互いの「まぁ許せる」を照らし合わせていく必要があるのです。
例えば、
・掃除や洗濯はご主人が受け持つけれど、他のことは奥さんにお願いする
・週に3日は必ずご主人が早く帰宅し、奥さんのサポートをする
・平日は難しいが、土日は全ての家事をご主人が担当する
といった感じです。
この場合、多くのご家庭が
「建設的に話を進めることなく」
お互いの希望のみを言い合って
そして、溝を深めていくということがあります。
または、「言わなくても自分のことを分かってくれている」
という幻想に囚われ、建設的な話をしない
ということも考えられます。
どちから一方が我慢をしている状態は
よくありません。
我慢をしている状態では、長くはもたないからです。
そして、我慢の限界に達した際、
「爆発」し、取り返しのつかない事態に陥るのです。
このサイトを見ている皆さんは、
そうならないように気を付けて下さいね。
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