メッセージ

親としては、保育園や幼稚園で有意義な時間を過ごして欲しいと思うものです。
その有意義な時間を創出するのに必要なのが、お友だちの存在です。

多くの幼児さん(一部、乳児も)は保育園や幼稚園で、
初めて家族以外の人と同じ「時(とき)」を共有することになります。

今まではすれ違いだった「他人」が
始めて自分の身近な存在になるのです。

その「他人だった人」との関わり方は、
特に誰からも教わりません。

皆さん、誰からも教わらなくても
試行錯誤しながら、なんとか身に付けていったはずです。

しかし、その過程では深く傷付くこともあったはずです。
もう誰とも関わりたくないと思ってしまったことがあるはずです。

それでも、なんとか「人間関係」を学び、
正解かどうかは分からないけど、
なんとか前に進めているのではないでしょうか。

「お友だちとは仲良くしなさい」
親御さんや先生はこう声をかけます。

さて、「友だちと仲良くする」というのは、
一体どういったことなのでしょうか。

一緒に遊べば、仲良くしたことになるのでしょうか。

また、仲良く遊ぶためには
どういった能力が必要なのでしょうか。

また、その能力があったとしても
能力を上手に統合させていないと機能できないということがあります。

能力の統合とは、一体どういったことを指すのでしょうか。

そして、親や学校の先生、放課後等デイサービスなどの指導員は
どのように子どもと関われば良いのでしょうか。

どのように子どもを指導していけば良いのでしょうか。

発達心理サポートセンターでは、子どものさまざまな状況に応じて
多種多様なアドバイスをさせて頂いております。

当然、ご希望の方は検査やスキトレ(スキル・トレーニング)を
受けることもできます。

それでは、気になる子どもの状況の項目をご確認ください。

・お友だちとうまく遊べない
・気に入らないことがあるとすぐに手が出てしまう
・お友だちの顔と名前を覚えない
・誰かと遊ぶよりも一人遊びが好き

《学校関連》

小1プロブレムということばをご存知でしょうか。

子どもは保育園や幼稚園を卒園して小学校に入学します。
そして、子どもが日々過ごす環境は、大きく変化します。

小学校に上がると
全ての活動は、時間ごとに区切られます。

日常の多くの時間を机の前に座って過ごすようになります。

授業という時間が生まれ、
先生の言うことにずっと耳を傾け、
ノートというものに字を書く必要が出てきます。

時間を守らないと怒られます。
ルールを守らないと怒られます。
忘れ物をすると怒られます。

子どもによっては、保育園や幼稚園では問題ないとみなされていた子が
小学校では「問題児」として受け止められてしまうことがあります。

さて、幼稚園・保育園から小学校に上がったときのような「変化」、
大人であれば誰もが通過しているはずです。

そして、無意識下でうまく順応できたのだと思います。

しかし、自分が順応できたから、
子どもも順応できると思ったら大きな間違いです。

自分は自分、子どもは子どもなのです。

幼稚園・保育園から進学し、大きな環境の変化に戸惑い、
その変化に順応できなかった子どもが「適応障害」になる可能性があります。

そして、その結果、早ければ小学2年生で不登校になります。

また、最近では不登校をこじらせて
統合失調症になってしまう子も増えています。

今や、小学2年生で統合失調症になるのです。
当然、若年性の統合失調症はなかなか治りません。

また、早い子は小学2年生から不登校になります。

不登校の原因はさまざまですが、実はかなりの原因に挙がっているのが
「版書をノートにとりきれない」
「ノートを書き終わる前に消されてしまう」
というものでした。

では、学校の先生が「版書の量」を減らしてくれるのでしょうか。
多分、そんな融通をつけてくれる学校の先生は皆無でしょう。

文部科学省では、書字障害(正式には書字表出障害:ディスグラフィア)の子どもは
版書をスマホやデジカメで撮影して良い、と言っています。

しかし、実際の学校現場では、
版書をスマホやデジカメで撮影している、ということはないでしょう。

なぜなら、文部科学省が許可したとしても
最終的な判断は学校長による、としているからです。

では、文部科学省が許可しているのに、
なぜ、学校現場の、しかも校長先生が許可しないのでしょうか。

それは、学級崩壊の懸念があるからです。

誰か一人が版書をスマホやデジカメで撮影してしまうと
皆がそれを真似して、誰もまともにノートをとる生徒がいなくなるためです。

そんなことは、診断書の提出などでしっかり境目を付ければいいのに、
と多くの方は思うでしょう。

しかし、診断書を見た上での判断は誰がするのでしょうか。
最終的には、学校長になるのです。

また、版書をスマホやデジカメでの撮影を許可してしまうと
その書字障害の子ども以外のところからも色々な意見が出てしまいます。

その意見を学校長が抑えきれるのか。

結果、大きな問題に発展したら困る、ということで
許可できないのです。

では、不登校にならないためには何をすれば良いのでしょうか。
また、版書を素早く、正確に書けるようになるためには
何をすれば良いのでしょうか。

そのための方法はあります。
具体的な子どもの状況に併せて、各々の項目を見ていきましょう。

・学校の授業についていけない
・忘れ物が多い
・時間が守れない
・遅刻をしていまう
・宿題ができない

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